大東亜戦争考察-蘭印解放作戦(5)「蘭印作戦の好機」

大東亜戦争考察-蘭印解放作戦(5)「蘭印作戦の好機」

 

チャーチルは、その著名な〔第二次大戦回顧録〕の中で述べている。

「フランスが崩壊したときに、どうして日本が蘭印占領に打って出なかったのか。我々は不思議に思った。」

 

「私は白状するが、日本の脅威は私の心中で、気味の悪いうす明かりのうちに横たわっていた。

私の感じは、もし日本が我々を攻撃するならば、アメリカが入ってくるだろうというのであった。

 もし、アメリカが参戦しない場合には、我々にはオランダ領東インドを防御する手段も、さらには東方のイギリス領土を防御する手段もなかったのである。」

 

 このころルーズベルトが、日本が軍事行動に出ても、これに介入するつもりはなかったことはすでに述べた。

 

 即ち、日本が真珠湾を攻撃した1年数ヶ月前、フランスがドイツの陸軍と空軍に打倒された直後の、

昭和15年5月から9月ごろまでに、日本が決然として蘭印解放作戦を決行した場合には、イギリスもアメリカもこれに介入する余裕がなく、

第二次世界大戦は日本にとって、現実の歴史とは全く異なった様相となった筈だ。

 

 

「小生の感想」

 真珠湾攻撃より、蘭印解放作戦の方がずっとましだった。

そうすれば南部仏印進駐もしなくてすんだわけだ。

もとより、今の時点から批判をするのはたやすいが、現在、戦後体制による我が国の国難に直面しているので文句を言いたくなる。
 


 もう一つは、英国のチャーチルや米国のルーズベルトのような政治と軍事の指導者を育成してこなかったことである。

今になって政治家に人材がいないと騒いでも遅い。



 日本の陸海軍の指導者の教育が間違っていた。

また、人材登用のやり方が間違っていた。

士官学校や兵学校や大学校で幅の広い教養を教えず、狭い専門の教育ばかり重視しるシステムに問題があった。

 実際に、国策決定において軍人が広い視野を持っていれば大東亜戦争はしないですんだ。

 また、士官学校や兵学校や大学校の卒業年次や成績で昇進やポストの割り当てを決めていたのでは、戦時に役立たなかったのみならず、邪魔であった。

 戦後にその反省が生かされず、中央官庁は、東大卒業生を優先させて国家観のない人物を登用してきた。

事実、学校の秀才は、役立たなかった。

政治や軍事や社会や外交は、机の上で優秀な答案を書くだけでは解決しない。



 文官の教育でも、占領軍が廃止した新教育制度があらゆる面で日本を弱体させた。

旧制高校は、教養や人物を養う上で大事な良い制度であった。

今は、大学に進学しても大学院まで勉強しなければ役立たないようである。

旧制大学卒は、今の大学院卒よりましであった。
 
 いかにも、教育の無駄である。

米国の制度の真似ばかりしているが、一体どこの教育段階で厳しく勉学させるのだろうか。

学生に時間とお金を無駄遣いさせているように思われる。

それは、教育立国を目指す人材育成の面で国家の損失である。

また、情報の探索にもっと力を入れていれば、英米やオランダの動向についての情報を集めて戦略を練ることが出来たであろう。

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