[歴史写真館”#8] 潜水空母「伊400型潜水艦」

【歴史写真館#8】潜水空母「伊400型潜水艦」

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 終戦直後、相模湾沖合を航行中の「伊400」
 終戦直後、相模湾沖合を航行中の「伊400」

 終戦後、佐世保への回航を待つ「伊401」。昭和20年10月、呉港内に係留中の姿

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 終戦後、佐世保への回航を待つ「伊401」。昭和20年10月、呉港内に係留中の姿フルスクリーンで見る 閉じる

 攻撃能力を持った航空機を搭載し、「潜特型」と呼ばれる日本海軍の「伊400型潜水艦」。

潜水艦の隠密性と航空機による攻撃力を持った、まさに「潜水空母」だ。

それまでの対艦攻撃としての用途から、より大きな攻撃能力へと運用を変えた歴史的な潜水艦と言えよう。

 「伊400」の飛行機格納筒。扉が完全に開かれた状況で、内壁には耐圧用のフレームリングが多数取り付けられている

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 「伊400型潜水艦」は第二次世界大戦中に就航した潜水艦の中では世界最大で、全長は122m。

艦の体積をあらわす水中の排水量は6560トン。

安全潜航深度は100m。

乗員157名で3機の特殊攻撃機「晴嵐」を搭載した。

当初計画された攻撃目標は米本土やパナマ運河だった。

 「伊400型潜水艦」の搭載機として開発された「晴嵐」。単発、複座、双フロートの水上機で、最大速度477キロ。250キロ爆弾なら4発搭載可能だ

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 「伊400型潜水艦」の搭載機として開発された「晴嵐」。
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 昭和19年12月30日に竣工した「伊400」をはじめ戦局悪化での困難な状況で計3隻が建造されたが、「伊400」、「伊401」による西太平洋のウルシー環礁の米機動部隊攻撃に向かう途中に終戦となり作戦は中止。

魚雷、砲弾などは海中投棄。

 「晴嵐」もパイロットを乗せずに空しく射出され海中に沈んだ。

帰国途中、2隻は米軍によって捕獲された。

 米潜水母艦「プロテウス」(左奥)に接舷した「伊401」(中央)、「伊14」

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 米潜水母艦「プロテウス」(左奥)に接舷した「伊401」(中央)、「伊14」フルスクリーンで見る 閉じる

 米軍は、接収した船体の徹底的な調査や乗組員への聞き取りを行った。

その巨大な船体と、3機もの航空機を搭載させて発艦させるという卓越した能力を支える技術に驚愕、ソ連に船体の情報が漏れることを恐れて調査後にハワイ沖に2隻、東シナ海に1隻を沈没させた。

 「伊400」の左舷機械室。2基のディーゼルエンジンが左右に設置されている

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 「伊400」の左舷機械室。2基のディーゼルエンジンが左右に設置されているフルスクリーンで見る 閉じる

 その後、米軍は潜水艦からのミサイル発射実験などを行い、現在のミサイル搭載潜水艦の基礎を築く。

それはまさに伊号潜水艦の運用思想、技術が繋がったものだ。

 老舗軍事雑誌の「丸」編集部が所有する貴重な写真の中から、「伊400型潜水艦」を厳選し、紹介する。

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 連合軍の命令により、呉から佐世保に回航する「伊402」。日章旗を掲げて航行した最後のものとなった。艦橋から後方を見たもので左端の銃身は25ミリ単装機銃

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 連合軍の命令により、呉から佐世保に回航する「伊402」。日章旗を掲げて航行した最後のものとなった。艦橋から後方を見たもので左端の銃身は25ミリ単装機銃フルスクリーンで見る 閉じる

 「伊401」の14センチ砲。米兵が操作しているのが主砲の40口径11年式14センチ単装砲。砲口には水密用の蓋がつけられている。左舷の艦は「伊14」

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 「伊401」の14センチ砲。米兵が操作しているのが主砲の40口径11年式14センチ単装砲。砲口には水密用の蓋がつけられている。左舷の艦は「伊14」フルスクリーンで見る 閉じる

 終戦後、横須賀へ帰投。米潜水母艦「プロテウス」に横付けした第1潜水隊の潜水艦。手前から「伊400」、「伊401」、「伊14」

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 終戦後、横須賀へ帰投。米潜水母艦「プロテウス」に横付けした第1潜水隊の潜水艦。
手前から「伊400」、「伊401」、「伊14」フルスクリーンで見る 閉じる

 艦橋後部の旗竿に星条旗が掲揚された「伊400」。丸みをおびた飛行機格納筒や艦橋構造物の様子がわかる

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 艦橋後部の旗竿に星条旗が掲揚された「伊400」。丸みをおびた飛行機格納筒や艦橋構造物の様子がわかるフルスクリーンで見る 閉じる

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