南太平洋海戦(下)「鉄がここまで燃えるものか」 壮絶な海空戦で米は空母全滅、日本はパイロットがいなくなる NO.2

 

南太平洋海戦(下)「鉄がここまで燃えるものか」 壮絶な海空戦で米は空母全滅、日本はパイロットがいなくなる NO.2

(4/5ページ)【関西歴史事件簿

至近弾が命中したエンタープライズ

至近弾が命中したエンタープライズ

 ところが船体は傾きながらも沈まず、アメリカ軍はついに駆逐艦の魚雷による処分を決め、3本の水柱があがったが、それでも沈まない。そこに日本艦隊が迫ってきたため、そのまま放棄して撤退した。

ホーネットといえばこの半年前、東京を空襲したB25を日本近海まで運んだ空母。

日本側はそれを知っていたのか、曳航を考えたそうだが損傷が激しく、日本の駆逐艦が発射した4本の魚雷で、ついに海中に没した。

「鉄がここまで燃えるものか」と驚かせるほどに漆黒の闇を真っ赤に焦がした船体がしだいに沈むにつれて、闇が徐々に深まっていった。

そして完全に没した午後10時、煙と水蒸気が蔓延する闇の中、日本の艦船の明かりだけが行き交うばかりだった。

日米空母決戦は日本側の損害が翔鶴大破、瑞鳳中破だったのに対し、アメリカ側はホーネット沈没、エンタープライズ中破と、日本の勝利で終わったかのようにみえる。

アメリカは一時的にせよ太平洋で行動可能な空母がなくなり、「史上最悪の海軍記念日(10月27日)」と嘆いたといわれている。

だが日本の損害も思いのほか大きかった。この戦いで参加した航空機216機のうち約130機を失ったうえ、多くの熟練搭乗員が戦死し、戦前から鍛えあげた少数精鋭の航空隊もこの海戦で壊滅する。

 

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 このあと搭乗員の補充に躍起になるが、未熟のまま戦場に送り込んだため、以降はまともな航空作戦が開できなくなったのだ。(園田和洋)

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    • 日本機の攻撃を受けるホーネット
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    • 日本機の攻撃を受けて機関が炎上したホーネット
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    • 戦艦サウスダコダを攻撃する日本機
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    • 翔鶴から発艦する零戦
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  • 村田重治少佐

【歴史事件簿】南太平洋海戦(下)「鉄がここまで燃えるものか」 壮絶な海空戦で米は空母全滅、日本はパイロットがいなくなる

日本機の攻撃を受けるホーネット

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