マレー沖海戦(上) 英「プリンス・オブ・ウェールズ」が出撃 迎え撃つ日本軍は偵察誤認の“失態” NO.2

マレー沖海戦(上) 英「プリンス・オブ・ウェールズ」が出撃 迎え撃つ日本軍は偵察誤認の“失態” NO.2

(4/5ページ)【関西歴史事件簿

シンガポール港に入港したイギリス戦艦、プリンス・オブ・ウェールズ

 このため、輸送船団の護衛にあたっていた2隻の戦艦は「任務終了」とばかりに、燃料補給のためカムラン湾に引き返そうとしていた。

 そんな矢先、偵察機の報告から約2時間たった午後3時過ぎ、マレー半島カモー岬沖で哨戒中の伊65潜水艦から「敵戦艦見ユ」の報告が。

 先ほどとは正反対の報告に慌てた日本の艦隊は偵察機を出し、サイゴンの海軍第22航空戦隊からも偵察機を出すとともに、先ほどの偵察機がシンガポールで写した写真を再調査したところ誤認していたことが判明する。

 そこで輸送船の護衛にあたっていた艦船は東洋艦隊に夜戦を仕掛けるため、会戦予定の海域に向かわせたほか、第22航空戦隊は爆弾を装着した攻撃機を3次にわたり発進させる。

 日本艦隊の援護のため敵艦隊にダメージを与えるのが目的だったのだが、激しいスコールによる視界不良のため、すぐに全機を引き揚げさせている。

 敵か味方かも識別できないほどだったらしく、小沢治三郎中将の乗る艦を攻撃機は敵艦と誤認し、投下した吊光弾(ちょうこうだん)を見た小沢中将が「味方なり」と慌てて電文を送信したエピソードも残されている。(園田和洋)

当時の国策映画 マレー沖海戦を紹介した映画といえば、開戦1周年記念として昭和17年12月に東宝が公開した「ハワイ・マレー沖開戦」が最も有名だ。

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 一方、兄と慕っていた海軍兵学校生は将校として陸上攻撃機に搭乗してマレー沖海戦に参加する。

 潜水艦の知らせで基地を出撃するもなかなか見つかず、イライラが募る中でようやくイギリス艦隊を発見して…。

この映画も円谷英二の際立った特撮とともに、マレー沖海戦で使われたものと同じ96式陸上攻撃機が登場し、攻撃シーンを盛り上げている。

 

【歴史事件簿】マレー沖海戦(上) 英「プリンス・オブ・ウェールズ」が出撃 迎え撃つ日本軍は偵察誤認の“失態”

日本機の攻撃を受けるプリンス・オブ・ウェールズ(左前方)とレパルス(左後方)

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