パールハーバーの誤算(4完) 囁かれる「ルーズベルト陰謀説」…あえて奇襲を受け日本を「悪者」に 4/5

パールハーバーの誤算(4完) 囁かれる「ルーズベルト陰謀説」…あえて奇襲を受け日本を「悪者」に  4/5

(4/5ページ)【関西歴史事件簿

ルーズベルト米大統領(左)とコーデル・ハル国務長官=「昭和」(講談社)

 

 この後、エンタープライズは数々の戦いに参加。

そのたびに損傷するも終戦まで残る。

さらに沈没・着底した戦艦のうち壊滅的な打撃を受けた「アリゾナ」と「オクラホマ」を除いた3隻は浅い水深が幸いし、引き揚げると被害の少なかった工場で修理・改装し、後に戦線に復帰している。

 日米交渉のとき、近衛文麿(このえふみまろ)首相に海軍の対米戦の持続能力を問われた山本司令長官は「1年か1年半は存分に暴れてみせるが、その後は…」として戦争回避の努力を求めたといわれている。

 そんな山本司令長官が恐れていたのは戦いに直面した場合のアメリカ国民の勇気であり、けた違いの工業力の差だった。

そして不安視していた通り、宣戦布告が開戦1時間後というまずい外交も手伝った。

 8日、ルーズベルト大統領は議会に日本への宣戦布告の同意を求めると、これまで戦争に消極的だった上院、下院も圧倒的多数で認めたため、以後、太平洋と欧州の両面での戦いに突入する。

 そのときの合言葉となったのが、「リメンバー パールハーバー(真珠湾を忘れるな)」だった。(園田和洋)

真珠湾攻撃と戦艦大和 航空機で戦艦は沈められないという考えが日本だけでなく世界的にも主流だっただけに、真珠湾攻撃が世界各国の戦術を見直す一大転換点になったことは間違いない。

 

 

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