パールハーバーの誤算(4完) 囁かれる「ルーズベルト陰謀説」…あえて奇襲を受け日本を「悪者」に 3/5

パールハーバーの誤算(4完) 囁かれる「ルーズベルト陰謀説」…あえて奇襲を受け日本を「悪者」に  3/5

ルーズベルト米大統領(左)とコーデル・ハル国務長官=「昭和」(講談社)

 

 さらに低迷する景気脱出のために日本を卑怯者(ひきょうもの)扱いにし、戦争に消極的なアメリカ国民をたきつけて戦争へ向かわせ、戦争での特需景気を狙ったとするフランクリン=ルーズベルト大統領の陰謀説も根強く残っている。

 いずれも真偽のほどは不明だが、ハワイも最近の不穏な日米関係から、日本の攻撃の可能性は十分に認識していただろうし、そのためのレーダー監視の強化だったはず。

 しかもハワイ攻撃の直前には、日本陸軍もマレーを舞台にイギリスと交戦状態にあり、アメリカとの戦いも近いことは確信していただろう。

ただしハワイもワシントンも、日本がこれほどまでに性能の優れた攻撃機・戦闘機を持ち、それが一度に数百機も襲いかかってくるとは思っていなかったのではないだろうか。

「脅威の回復力」

日本の攻撃時に湾内にいなかったた空母「エンタープライズ」は真珠湾から西270キロで一報が入っている。

そのときミッドウェー島に向かう途中だった空母「レキシントン」とともに偵察機を出し、発見し次第攻撃するつもりだった。

 だが日本の艦艇を見つけることなく、「エンタープライズ」は8日、真珠湾に寄港する。

黒煙を上げて破壊された戦艦を見て声を失うウィリアム・ハルゼー中将だが、無傷のタンクから燃料を補給すると哨戒のために出港し、直後に日本の潜水艦を沈めている。

 

 

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