パールハーバーの誤算(3) 「トラ・トラ・トラ」奇襲するも米空母は不在…「宣戦布告文書」の遅れ“だまし討ち”印象づける(2/4)

パールハーバーの誤算(3) 「トラ・トラ・トラ」奇襲するも米空母は不在…「宣戦布告文書」の遅れ“だまし討ち”印象づける(2/4)

真珠湾攻撃で沈むアメリカの軍艦

午前7時49分、島の南端に近い真珠湾を確認した淵田機は全軍突撃命令を出した3分後、湾上空に敵戦闘機の姿もなく、対空砲陣地などからの攻撃がないのを確認すると、奇襲成功の電文「トラ・トラ・トラ」を打つ。

「トラ」とは「突撃」と「雷撃」を組み合わせた暗号で、第一航空艦隊旗艦の空母「赤城」に送った電文は同時に広島沖に停泊中の連合艦隊旗艦「長門」も受信した。

赤城の艦橋にいた司令長官の南雲忠一(なぐもちゅういち)中将と参謀長の草鹿龍之介(くさかりゅうのすけ)少将は手を握り締めて涙を流し、長門の作戦室にいた山本はというと表情を変えず、じっと上を向いたままだったともいわれている

「度重なる失態」

アメリカ側も空襲を受ける前に、日本からの攻撃の兆候はとらえていた。

現地時間で12月7日にオアフ島の10~20キロに接近した日本の潜水艦から発進した特殊潜航艇5隻のうちの1隻を、

潜水艦航行禁止区域である湾の入り口で哨戒中のアメリカ海軍の駆逐艦「ワード」が発見していたのだ。

特殊潜航艇は2人乗りで全長約24メートル、排水量は49トン。

2本の魚雷を発射できる攻撃能力を備えていた。

午前6時40分、ワード艦長のG・E・デービス大尉は国籍不明の小型潜水艦の艦橋を砲撃で損壊させたあと潜水艦が潜航したため爆雷攻撃を加えている。

デービスはすぐに艦隊司令部に報告したが、この時期、クジラや漁船を敵と誤認して攻撃する事案が発生していたため、報告も遅れている。

 

【歴史事件簿】パールハーバーの誤算(3) 「トラ・トラ・トラ」奇襲するも米空母は不在…「宣戦布告文書」の遅れ“だまし討ち”印象づける

昭和16年12月8日のハワイ真珠湾攻撃に参戦した航空母艦「加賀」の元乗組員が公開した「炎上する米軍施設」の写真(共同)

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