ミッドウェー海戦(5完) 大ざっぱな作戦、同じ過ちの繰り返し 「負けるべくして負けた」連合艦隊 4/5

ミッドウェー海戦(5完) 大ざっぱな作戦、同じ過ちの繰り返し 「負けるべくして負けた」連合艦隊   4/5

 

機関もしばらくは稼働したため護衛の艦船と戦場を離れようともしたが、火災が広がり停止する。

ここで命運尽きたとみた加来大佐は山口少将に了解を得た後の5日午前3時15分、総員退艦を命じた。

その後、駆逐艦の魚雷で処分されるが、「飛龍」はなかなか沈まなかった。

処分から数時間後、上空を通った飛行機の搭乗員は漂流中の姿と甲板上に複数の人影を確認する。

これを聞いた南雲中将は救援を差し向けたが、姿はなかったという。

5日午前9時ごろに沈没したとみられている。

「ヨークタウン」も傾きながら洋上を漂った。

一度は見捨てたが、漂流を続けたために再調査をしたところ再生可能と判断されたことから、真珠湾まで曳航(えいこう)することになった。

その時だった。

左舷に2度の爆発音と水柱が上がり艦は大きく揺れた。

海中にいた日本海軍の潜水艦「イ168」の魚雷が命中したのだ。

その姿は静かに海中に消えていったという。

何度も手傷を負いながらその度に立ち直り、戦い続けた不屈の空母の最期の瞬間だった。

日本海軍は空母4隻を失った後、「大和」などによる反撃の機会をうかがっていたが、「炎上するアメリカ空母の後方にさらに4隻の空母発見」などと、索敵機からの報告を受けて断念する。

「これほどの戦力を持っていたなんて…」と驚くと同時に、制空権ない中での上陸作戦遂行に危険性を感じたのだ。

【歴史事件簿】ミッドウェー海戦(5完) 大ざっぱな作戦、同じ過ちの繰り返し 「負けるべくして負けた」連合艦隊

煙を上げるアメリカ海軍の空母、ヨークタウン

 

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