珊瑚海海戦(下) 史上初「空母対決」の凄まじき攻防…米と“痛み分け”の日本、ついに破竹の進軍止まる 2/4

珊瑚海海戦(下) 史上初「空母対決」の凄まじき攻防…米と“痛み分け”の日本、ついに破竹の進軍止まる 2/4

こんなアクシデントが重なり、5航戦司令官の原忠一少将は「辞めたい」と自責の念に駆られている。

原少将は水雷専門のため機動部隊はいわば“畑違い”。しかも今回の作戦では機動部隊の指揮権は先任少将の空母護衛役の第5戦隊司令が握っていたために十分に指揮をとることができず、胸の中に無念さが漂っていたのかもしれない。

でもここで何かがふっきれたのか。「敵に所在を探られる」を理由にこれまでは独自に索敵機を出すことをためらっていたが、他の艦隊や陸上基地に頼ることなく、自力で索敵することを宣言する。

そして、すぐにこの判断が功を奏す。

レキシントン撃沈

翌日の8日は原少将の宣言通り2隻の空母から索敵目的で出した7機の97式艦上攻撃機のうち菅野兼蔵飛行兵曹長機から「敵空母部隊見ユ」の一報が入る。午前8時半前だった。

発艦してから2時間、アメリカ機動部隊の姿を発見できず、燃料も底をつきかけていたため、母艦に戻ろうとした矢先だった。日本の機動部隊の西約400キロの雲間から突然に見えた2隻の空母…。

燃料のことが頭にあった菅野機だが、さっそく翔鶴と瑞鶴から発艦した69機の攻撃隊と合流すると敵機動部隊まで誘導する。(このあと菅野機は翔鶴に帰還していない)。

日本攻撃隊は途中、アメリカの空母から発進した攻撃隊と空ですれ違う。翔鶴と瑞鶴に向かっているのだが、敵の空母をたたくのが優先とやり過ごしたのちの午前11時過ぎ、アメリカ機動部隊を発見する。

上空から見るアメリカ艦隊は、2隻の空母を中心にぐるりと護衛艦船が取り囲む見事な輪形陣を構成していた。

[瑞鶴」甲板上の99式艦上爆撃機 wst1506120004-p4

「瑞鶴」甲板上の99式艦上爆撃機

ヨークタウンの甲板上 wst1506120004-p3

 ヨークタウンの甲板上

瑞鶴から発信した艦載機 wst1506120004-p8

「瑞鶴」から発信した艦載機

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